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書道関連記事も書くといいつつ全然書いていませんでしたので、少し反省しつつ先ずは筆ペンと筆の違いについて書いてみます。筆文字はそこそこ書けるのに、筆ペンは苦手という人は多いかと思います。自分もそうですから、それはある意味当然なのかなと考えています。 そこで、筆と筆ペンでは何が違うのかという点を思うままに書くと、先ずはその材質と使うインクと墨の違いになるのかなと思うのです。筆ペンは人工の繊維によって先端に行くにしたがって細くなるようなものを束ねて穂先が作られています。毛筆はその穂先の毛はほぼ獣の体毛を束ねることによって作られています。ここで、穂先の毛の1本の太さとしなりの性質に違いが出てきます。 自分が思うのは筆ペンの穂先だと反発力は筆より強力であるけれど、石油系の繊維のためねじりを入れた時には穂先がバラバラになるためそのような使い方がし難いと言う点。これに対して筆ではその毛が細い獣毛であるためねじってもバラバラにならずその入れた力の分だけ撚れるが戻ろうとする復元力を持つという点。 おそらく、筆は扱えるのに筆ペンは苦手となる原因はこれかなと思ってます。つまり、筆を使う時には点画を書く場合にかなりの割合で筆をねじることによって線の方向転換やその形を整えたりするという書き方をするので。筆では線がバラバラにならず良い感じで描けるのに同じようなひねりを加えると筆ペンでは線が自分の思う形にまとまらないです。 なので、自分の場合筆ペンを使う場合は基本直線引きで筆のひねりは少なくし、筆の動きの特徴として上下動で変化をつけていくように使っています。穂先が効く筆ペンなら細い仮名文字の場合には筆より鋭く切れのある線が引きやすいと感じます。穂先の鋭い左払いについては筆ペンが書きやすく、筆のひねりに対する復元力を使う右払いやニョウに関しては筆ペンでは上手く書きにくくて筆の方が書きやすいということになるのかな? ネットで調べてみると筆ペンのインクには顔料系と染料系との二つがあるそうですが、インクという点では書き味に差が多くあるようには思いません。インクであることによって、多めに出てしまった場合、書いた文字の乾きが遅いという点には失敗の種になっているように思うのは自分だけかな??何枚も書く場合に重ねてしまうと乾ききらないインクが重ねた紙の裏側についてしまって黒いゴマが出来てしまうことがたまにありますし、ついうっかり書いた文字の上に手を置いてしまって、次の紙に書くときに黒ゴマが出来て書き直さなければならなくなったりです。 墨の場合この手の失敗は墨を摺った時にどの程度の濃度にするのか注意することによってかなりの割合で避けることが可能です。書くのに必要最小限の墨を筆にしみこませて書けば、書いたそばから乾いてしまうという濃さに調整できるから。この適切な濃度は書く紙の吸水率の状況によって変わります。表面がつるつるで墨を吸わない紙の場合には、筆につける墨の量を少なめにすれば良いし、和紙などの吸水率の高い紙の場合はその紙の墨吸いの程度にあわせて墨を筆に含ませれば良いので。 これは筆と紙の接触摩擦の大きさにも関係し、葉書などに書く場合は吸水率の低い紙であるため筆が滑りやすく香典や熨斗といった和紙系の紙の場合吸水率が高いため筆が引っかかる感じになります。筆の走りやすさは以外に筆文字を書く場合には重要なポイントになっているように感じてます。 書道をやっている方は和紙系の筆の割合に引っかかる感じの紙に書く事はなれていても、広告の紙の裏のようにつるつる滑る紙には書きなれていない場合が多いため、その筆のあまりの滑りにいつもなら使えるはずの筆の動きが使いこなせないという場合が多いように思うからです。 多分ですが、筆文字を使う場合に筆ペンや筆の違いと書く紙の吸水性の違いということに注意して自分の筆先をどう動かすのが書きやすいかをちょっと考えて練習すれば、今までよりも少し楽に書けるようになるのではないかと思います。当たり前のことかもしれませんが、頭のどこかにこのような点を記憶していただければ、何かの役に立てるのではと思ってます。以上、老婆心ですが。 |
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