バス釣りと書道と田舎暮らし、お気楽オヤジの独り言

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS スコーピオン1500のオーバーホール

<<   作成日時 : 2008/07/23 02:06   >>

トラックバック 0 / コメント 2

 シマノのリールは年々精密部品となってきているので、完全オーバーホールに踏み切れないでいましたがどうやらこのリールの愛用者の方でその手の記事を探しておられる人がいるようなので先日分解してみたところをアップしておきます。

画像

先ずは分解図と部品のリストです。

画像これが自分の使っている97スコーピオン1500です。



















画像
先ずは左サイドのブレーキつまみを回してプレートを外し、スプールを引き抜いた状態です。















画像ハンドルの中心にあるキャップを外すためにネジを緩めます。



















画像ナットは10mmです。これを外してハンドルを抜きます。




















画像5角形スタードラグのう内側には正方形のナットがあり、その下にバネが入っています。
















画像バネの下には丸い輪のスタードラグスペーサーという部品、その下には反り返った同型のメインギア座金が2個。バネで押さえつけるということから【】の形に取り付けてあったようです。















画像ハンドル側のカバーを外すためにはメカニカルブレーキのスプールドラグつまみを外す必要があり、内側にバネが入ってます。
















画像ハンドル側の4個のネジを外して蓋を取るとこんな感じです。




















画像反対側からみるとこんな感じ。




















画像画像




















左がクラッチを切らない状態で右がクラッチレバーを下げた状態です。




画像内側からピニオンギアの押さえの金具を外したところ。




















画像内側からハンドルシャフトを外すためにメインギア軸カバーを止めてあるネジを外す必要があります。これが、プラスドライバがネジに対して垂直に当たらないのですが、やや斜めのままねじ山を舐めないように押さえつけながら回せば外せました。














画像カバーを外すとその内側にはE型の止め輪があります。これを外すと下に座金が2枚(写真では重なってますので一つにみえます)あり、写真の本体左上のやつ。外す時は先の細いラジオペンチをEの端に当てて押すという力技で外してますが、専用の工具があればそれを使う方が座金に傷がつかないとは思います。この、E型のを外す場合には、どこかへ飛んでいかないように工夫する必要があります。なくすと元には戻せなくなります。小さいけれど、絶対に無くせない部品ですので、ご注意下さい。無事に外せれば、ハンドルのシャフトとメインギアなどが本体から外せます。






画像ハンドルのシャフトの下に右からスタードラグ板とメインギアにスタードラグ座金(C)がついたやつ、黒いスタードラグ座金(A)、ストッパーギア、白いクロスギア(A)、その上にクロスギアベアリングです。メインギア座金という部品は本体にくっついてましたので、位置のズレが怖いためそのまま外しませんでした。












画像中央の穴の中の胴色のものがメインギア座金です。ピニオンギアは本体の中央部側から外します。部品図にはないようですが、ピニオンギアの本体の穴との間にベアリングが付いてます。レベルワインドの周辺も今回ばらしてみました。左サイドのE型留め輪を外し、レベルワインドの下側のワインド受けという59番の部品を外し、その中の座金(58番)を引き抜くと動かしやすくなり、クロスギア(20番)を外してハンドルサイドのクロスギア受け(A)という22番の部品を外すとレベルワインド周辺の部品が外せました。











画像写真中央の銀色の部品がクラッチツメ(44番)ですが、組上げの時には下の「へ」の字型の下側に収まるようにしないと正しく動きませんのでご注意。
















画像ハンドルプレート側のブレーキの中身。右側の部品が上になって入ってます。通常のメンテナンスなら、ここの中身の取り出しとベアリングの洗浄、グリスアップだけで十分かと思います。
















画像画像



















一応、外せそうな部品は全部外して洗浄、グリスアップして組上げました。組上げ時の写真はありません。どの部品を先に取り付けばやりやすいのか考えながら、組上げていけばよいかと思います。ハンドルシャフトのベアリングの右に付く30番のクロスギア(A)には向きがあるので反対に取り付けないようにご注意。間違ってしまって、ハンドル側の蓋が閉まらず、もう一度途中までバラスはめになりました^^;




 ここまでバラサなくてもE型の止め輪には手を出さない程度に外して、クラッチを切ったり、ハンドルシャフトを回してクラッチを戻したり何回かすると、収まりが良くなるのかクラッチを切るときに半クラッチのような状態だったのが治ったことがあります。今回はバラシすぎたようで、状態が悪くなってしまいましたーー;精密ドライバーやラジオペンチ、への字型ピンセットや洗浄用オイル、容器などなど準備するのが面倒だと思う方は手を出さない方が無難です。

 アクセスログ解析で気になっていたので、一度分解の手順として参考になればと思ったのでアップしました。ただ、今後はこういうのは書きたくないです^^;写真の枚数増えるし、手間がかかるし、面倒なので。ベイトリールの構造はおおよそこんな感じですので、何かの参考になれば幸いです。分解して元に戻せないからという苦情は受付ませんので、ご自身の技量と道具とやる気を冷静に判断して自己責任にてチャレンジくださいますようお願いします。
m(__)m

 分解図のみのアップなら、手持ちのリールに関してはありますのでコメントにて要望があればアップしますのでよろしくです。

【追加】
メインギアとピニオンギアの接点やピニオンギアの中(スプールのシャフト軸が入る所)ピニオンギアと本体の間のベアリング、クラッチプレート板あたりにグリスやオイルの注油で少しガラガラしてた回転異音は収まりました。なので、メンテ以前の状態には戻ったようです。スプールシャフトの両側のベアリングにオイルを注油しましたのでスプールの回転はメンテ前以上に滑らかになってます。今回グリスとして使ったのは自転車用のモリブデン入りの粘度の低いグリスですが、純正の方がいいかもです。ベアリングへの注油はフジヤマのスピンで皮膜をつくりシマノの純正オイルを点しました。

ばらして見てベアリングが確認できたのは、ハンドルシャフトの本体接合部、本体側はローラーベアリング、ピニオンギアと本体フレームとの間、スプールシャフトの左右です。箱に4ボールベアリング、1ローラーベアリングとあるので全部確認できたことになります。ハンドルノブにはベアリングは付いていないようです。


設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
貴重な資料ですね。分解するのには相当勇気が必要だったと思います。また、分解だけでなくきちんと修理できるとは流石です。セレロンDさんにお願いがございます。是非、私にも分解図をPSの方に送って頂きたいのですが、可能でしょうか?
会長
2008/07/23 19:38
勇気は要りませんが時間と綺麗に掃除された部屋、机は要ります。昔からですが機械類の分解は趣味みたいなもので、順番にばらした部品を並べておけば、組み立てにもてこずることはあまりないですよ。リールもメンテしながら使ってますので、基本構造はわかっていますし、人間の作ったものにはそれぞれの形に意味がありますので、それを考えると何処に収まるべきなのかははっきりしてますので。ただ、バネ類のはめ方には注意が必要かと思いますが。スコ1500はとてもシンプルで外されたくない部品部分もはっきりしているようなのでバンタムマグナムよりは組み立ては楽でした。E型やC型の止め輪の扱いには飛ばし無くさないよう神経を使いますが(笑)
セレロンD
2008/07/25 01:35

コメントする help

ニックネーム
本 文