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help リーダーに追加 RSS 筆文字での美しい字とはどういうことなのか、ペン字とどう違うのか自分が思うこと。

<<   作成日時 : 2008/07/30 23:11   >>

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 ワープロ、印刷文字全盛の今、筆で文字を書くなんて酔狂なことをやっている方は少ないとは思いますが、手書き文字の暖かさや良さを感じる場合は多いかもしれません。そんなマイナーなことを追求する方々の何かの参考になれば幸いと思い、自分の思う事を書いてみます。

 書道をやっている方々にとっては楷、行、草、テン、隷、仮名という6つの書体の分類はおわかりかと思いますが、その中で書く側にとって厄介な書体が楷書です。中国や日本の書聖とか三筆とか言われる書の大家のお手本が残っていて、どんなに臨書してもそれ以上のものを書くなんてことは至難のことで、どんな素人さんの目で見てもその書の良し悪しが簡単に分かってしまうから。

 そんな現実の前にも書家や書道愛好家は練習するわけですが、その場合にどういう筆文字を美しいと感じるかは個々人様々です。楷書でも様々な名品といわれる手本がありますが、その名品といわれる理由について考えた時に、統一された線と字形のバランスの美しさという事になるのかなと思うのです。

 美しさを感じる字形を書くことができて、それに合った線で文字が書ければ良いとなるわけですが、その代表的なバランスのとれた作品が名品と言われていると考えています。

 自分も綺麗な筆文字が書きたいと願う一人ですが、筆文字は苦手と言う方でペン字は上手に書けるのにどうしてと思っている場合の自分が思う理由の一つは、ペンの場合書く線は太さが一定の棒状で文字が形成されるのに対して筆の場合は線が一定の太さでなく広くなったり狭くなったりする幅の大小を使う文字だからではなかろうかと思います。それは、ペン字の場合、学校で習う「書き順」でペンを動かすことで文字になるのに対し、筆文字の場合には1本の線の中に起筆や中間、終筆といった場所場所で筆の角度の微妙な変化を入れることが必要で、細かく分析すれば穂先の動きは「一」の場合でも5つ以上のの折れ線の重なりから構成されるという複雑な動きをさせなければならない事にあるのではと感じます。

 ペンで上手に文字を書ける方は、美しいと感じる字形バランスは作れる方なので、あとは筆で文字を書く場合に必要となってくる筆先の使い方、腹の部分での押さえつけ方、終筆や方向転換をする際の筆のひねり方などの細かな筆の動かし方がわかり、それを自分の思うようにコントロールできれば美しい筆文字を書けるようになるのにはさほど時間はかからないのではと思います。

 ただ、筆の動かし方といってもほんのわずかな上下動であったり、ひねりであったりするのでその辺の慣れにどの程度の時間がかかるかは個人差があるとは思いますが。

 厚味のない線で構成されるペン字に対して、筆文字は厚味のある線で文字が構成されるという違いが特徴かと考えます。

 美しい文字という事を目指すのはかなり辛い修行が必要ですが、味のある文字とかその人らしい文字という場合には自分の筆癖を他人が見て「いいな」と思うバランスにまとめるということになるので難しさや手間は減ると思います。目指すものは十人十色でしょうからそれぞれの思うような方向でいいと思います。

 昔先生に言われたのは、「自分が好きだと思える手本を1つ選んでそれを繰り返し練習することだよ」という練習のやり方です。言いつけどうりに書く事ができなかった自分はまだまだ字形が定まりませんが、文字に悩みを抱える方にとっての何かのヒントとなってくれれば幸いです。

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